藝術と技術の対話 Dialogue on Art and Technology

プロジェクトについて

藝術と技術の対話(DAT)

「コンセプト構築」と「2つの展覧会」を目標に、講座・調査研究から展覧会の実現までを目指す総合的な育成プロジェクト

「藝術と技術の対話(DAT)」は、メディアアートやデジタルアート等のアート&テクノロジー分野の専門家育成を目的に2025年11月より始動する新しいプロジェクトです。
エグゼクティブディレクターには、慶應義塾大学環境情報学部や東京藝術大学大学院映像研究科の立ち上げに関わり、UCLAをはじめとした海外でも教鞭をとってきたメディアアーティストの藤幡正樹が就任。今後3年にわたり、講座や調査研究、ブートキャンプ、国内外での展覧会の企画・実施、シンポジウム等の多角的なプログラムを展開する予定です。
プロジェクトの第1弾は、全7回からなるオンライン講座。2026年2月22日からは、本プロジェクトの育成対象者として国内外で展覧会をつくり上げる「DATプロジェクトメンバー」の募集を開始します。
今後、国内外から多彩なゲストを迎え、同分野のアーティストやプロデューサー、キュレーター、研究者等の専門家を育成する新たな教育基盤を構築していきます。

藝術と技術の対話(DAT) 英語名称:Dialogue on Art and Technology (DAT)
期間:2025年11月〜2028年3月(予定)
実施内容:講座、調査研究、ブートキャンプ、国内外での展覧会の企画・実施、国際シンポジウム
主催・企画制作:株式会社イッカク
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践))|独立行政法人日本芸術文化振興会

※「藝術と技術の対話(DAT)」は、株式会社イッカクが独立行政法人日本芸術文化振興の文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等支援事業(育成プログラム構築・実践))による助成を受けて実施するプロジェクトです。

エグゼクティブ・ディレクター:藤幡正樹(メディアアーティスト)
プロデューサー:廣田ふみ(アートプロデューサー/株式会社イッカク代表取締役社長)

【藤幡正樹氏コメント】

このプロジェクトでは、「藝術と技術、西と東の相対化」を目標とし、育成対象者と共に概念構築を行い、その成果を2つの展覧会で発表する。 藝術と技術の関係は、表現と技術、メディウムと技法という形で極めて密接であり、藝術作品の具現化にとって、技術はなくてはならない要素である。ところが、急速に発達したデジタルメディアを巡る芸術の現場では、最新の技術を上手に扱うことができても、その本質を掴み取り、新たなアートの地平を開く作品は多くない。この新しいメディアの固有性を見抜くことをテーマとして生まれたのがメディアアートである。
現在、技術の進化は、すでに人間の知性の領域にまで及んでおり、生成AIでは絵画イメージや映像をプロンプトによって作り出せる段階にまで来ている。このように人間の歴史を丸ごと資源として発達した人工知能は、このまま進めば完全に非人間化の域に達することになるだろう。その時、最後の砦となるのは藝術であることは間違いない。メディアアートはその復権のための最前線に立つことになる。

札幌国際芸術祭2027とブルックリン実験アート財団(BEAF)をパートナーに、札幌とニューヨークで展覧会を開催

「藝術と技術の対話(DAT)」は、国内外の多様な専門機関を連携パートナーとし、展覧会を実地研修(OJT)としたアート&テクノロジー分野の実践的な育成環境を構築していきます。2027〜2028年に開催予定の展覧会をはじめとする育成カリキュラムのパートナーとして、札幌国際芸術祭2027と非営利団体ブルックリン実験アート財団(BEAF)を決定しました。
2026年2月22日より本プロジェクトの育成対象者として国内外で展覧会をつくり上げる「DATプロジェクトメンバー」の募集を開始。同日には、募集・選考の詳細についてオンライン説明会を開催します。
募集説明会について

青いシャツを着て腕を組み微笑む藤幡正樹氏のポートレート写真

藤幡 正樹 FUJIHATA Masaki

エグゼクティブ・ディレクター

日本のメディアアートのパイオニア。80年代はコンピュータ・グラフィックス、90年代はインタラクティブアートやネットワークをテーマにした作品を制作。その後、GPSを使ったフィールドワークシリーズを展開。現在は、ARを扱ったBeHereを継続中。1996年、アルス・エレクトロニカ(リンツ、オーストリア)で日本人初のゴールデン・ニカ賞を受賞、2010年文化庁「芸術選奨」文部科学大臣賞、1989年から慶應義塾大学環境情報学部、1999年東京藝術大学、2005年大学院映像研究科の設立に参加。東京藝術大学名誉教授。2017年はオーストリアのリンツ美術大学、2018年は香港バプティスト大学、2020年はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の客員教授。

ダークスーツを着て正面を見つめる廣田ふみ氏のポートレート写真

廣田 ふみ HIROTA Fumi

アートプロデューサー/株式会社イッカク代表取締役

IAMASメディア文化センター、山口情報芸術センター[YCAM]を経て、2012年より文化庁にてメディア芸術の振興施策に従事。2015年より国際交流基金にて、日本と東南アジアの文化交流事業の一環としてメディア文化、メディアアートをテーマとした事業を企画。2020年からは東京都歴史文化財団にて収蔵品等の文化資源をデジタル化し、多様な形態での鑑賞体験を提供する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」や芸術文化へのアクセシビリティ向上に取り組むプロジェクト「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」、アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点「シビック・クリエイティ・ベース東京[CCBT]」を構想・立ち上げ。2024年、アルスエレクトロニカ S+T+ARTS Prize(主催:欧州委員会)審査委員。二松学舎大学非常勤講師。

藝術と技術の対話(DAT)事務局

  • 事務局統括:タグチヒトシ(株式会社イッカク取締役)
  • 制作:三橋俊平、小山柚香
  • 運営管理(講座シリーズ):田村孝史(株式会社テレビマンユニオン)
  • デジタルマーケティング:菊地将(ニッパチ製作所)
  • 動画製作:畔蒜雄大
  • アートディレクション:中野豪雄(株式会社中野デザイン事務所)
  • ウェブディレクション:林洋介(株式会社モノサス)
  • 配信(講座シリーズ):岡本彰生(ネーアントン合同会社)

主催・企画制作:株式会社イッカク