プロジェクトメンバー募集
札幌・ニューヨークで展覧会をつくり上げる「DATプロジェクトメンバー」を募集
- 2026年2月22日(日曜日)~2026年3月15日(日曜日)(日本時間)【必着】
- 提出書類:応募フォーム入力+調査課題(作文)+ポートフォリオ等
- 採択人数:15名程度
「藝術と技術の対話(DAT)」では、2025年11月より広く一般を対象とした講座シリーズを実施してきましたが、2026年5月からは札幌およびニューヨークでの展覧会をつくり出す新たな教育プログラムを開始します。
同分野に課題意識と意欲をもち、ワークショップ(ブートキャンプ)、研究会、ワーキングツアー等のカリキュラムへの参加を通して、展覧会をともにつくり上げる「DATプロジェクトメンバー」を募集します。
本プログラムは、現在起こっている社会の様々な行き詰まりを問題意識としています。ここで課題となるのは、西洋由来の近代というパラダイムを十分に知ることと、同時にそこから離脱の可能性を探ることです。DATでは、これらを「藝術と技術、西と東の相対化」として掲げています。展覧会は、その実践として「コンセプトの開発能力」(=言語的ロジック)と、体験を通じて対話の場を創出するための「展覧会の策定能力」(=視覚・体験的ロジック)両方の開発を行うものと位置付けています。
DATでは、キュレーターに限らず、アーティスト、研究者、プロデューサー、技術者等が協働し、このような新たな展覧会のあり方に挑戦します。
選考を経て採択された「DATプロジェクトメンバー」は、交通費等の提供支援を受け、各カリキュラムに参加します。分野や専門性を横断した協働と、現地での活動を通じた国際的なネットワークを構築しながら、アート&テクノロジー分野の新たな地平を切り拓きます。
募集内容や応募方法は、募集要項(PDF)および2月22日に開催した募集説明会の映像をご確認ください。
みなさまのご応募をお待ちしております。
1. 本カリキュラムの概要
DATのエグゼクティブディレクターやプロデューサー、メンターに加え、各カリキュラムでは多様な専門家・実践者・研究者が講師として参加する予定です。グループワークや現地研修、専門機関等への視察の機会も設けています。
(1) 実施概要
① ブートキャンプ
展覧会の策定に必要となる講義に加え、コンセプトの構築や出品計画等を立案するためのグループワークを集中的に行います。
会期:2026年5月2日(土)〜5月5日(火)
実施会場:山口情報芸術センター[YCAM]
② 定期的な研究会(オンライン含む)
ブートキャンプでの立案内容をもとに、展覧会の具体化に向けた調査研究、ディスカッション、打ち合わせ等を継続的に行います。
③ ワーキングツアー
現地での事前研修として、展覧会会場の下見や試験設営、専門機関の視察、関係者とのネットワーキング等を行います。
【札幌】2026年8月を予定
【ニューヨーク】2026年10月を予定
④ 展覧会
「DATプロジェクトメンバー」は、下記いずれかの展覧会に取り組みます。
【札幌】
札幌国際芸術祭2027と連携し、モエレ沼公園を会場・コンセプトとした展覧会を開催予定。
会期:2027年1月16日(土)~2月21日(日)
【ニューヨーク】
ブルックリン実験アート財団(BEAF)と連携し、現地の大学やアートセンター等と協働した、展示・トーク・交流イベントを一体的に展開する展覧会を開催予定。
会期:2027年10月頃(予定).
※上記のほか、展覧会の準備に伴い、出品者や関係機関との打ち合わせ、必要に応じたリサーチ、テキスト執筆、関連イベントへの参加・登壇等を行う場合があります。
(2) DATプロジェクトメンバーへの提供支援
本カリキュラムの参加費は無料です。
また、参加に要する以下の費用については、主催者が負担し、必要に応じて現金支給または現物支給(手配)を行います。なお、支給方法および金額は主催者の規定に基づき決定します。
- カリキュラム実施地への交通費および滞在費(主催者による手配または実費支給)
- 上記滞在に伴う日当(規定に基づき支給)
- その他、プロジェクトの活動にあたり必要となる経費(内容に応じて支給または現物提供)
2. 応募対象者
アート&テクノロジー分野に関心をもつプロデューサー、キュレーター、コーディネーター、アーティスト、研究者等を広く募集します。
(1) 応募者の要件
以下のすべての条件を満たす方を対象とします。
- 日本国籍または日本国の永住権を有する方、もしくは2026年5月から2028年3月までの期間中に日本の組織または芸術系大学院に在籍している方
- 応募時点で満18歳以上の方
(2) 参加の要件
採択者は、上記1.(1)に記載されたプログラムを含む、以下の活動への参加が求められます。
- 【必須】2026年5月2日(土)〜5月5日(火)に開催するブートキャンプに参加できること
- 2026年5月から2028年3月までに実施されるカリキュラム(定期的な研究会やワーキングツアー、展覧会等)に、可能な限り優先して参加すること
3. 応募スケジュール
(1) 応募受付期間
2026年2月22日(日曜日)~2026年3月15日(日曜日)(日本時間)【必着】
(2) 選考スケジュール(予定)
- 一次選考結果通知:2026年3月下旬
- 二次選考(面接):2026年3月28日(土)・3月29日(日)・4月3日(金)・4月4日(土)・4月5日(日)のいずれかの日程で実施(オンライン)
- 二次選考結果通知:2026年4月上旬
- 採択者説明会:2026年4月下旬
このプロジェクトは、2027年1月に札幌、その後ニューヨークで展覧会を開催するという狂った企画です。1つ目の展示が、札幌に設定されているのは、札幌には古代と西洋近代が直接にぶつかった痕跡がまだ残っていること、さらにモエレ沼公園で開催することで、近代テクノロジーとアメリカ文化の受容についても論じることができるからです。
展覧会では「風土」という概念を中心に据えますが、その具体的な切り口として「窓」に焦点をあてていきます。窓は近代テクノロジーの象徴的な事物であり、アイコンであり、また乗り越えるべき対象であるとも言えるでしょう。ここから、プロジェクトメンバーとともに、さらに深い調査と概念構築、交渉から設計、運搬とインストールを経て現地での展示を実現し、最後にドキュメントを残します。
より詳しくは公募説明会を御覧ください。
藤幡正樹(メディアアーティスト/DATエグゼクティブ・ディレクター)